家計の金融資産は2,007兆円(日銀速報) その内訳は?投資は増えた?
家計の金融資産
6月末の速報が日銀から昨日発表されてます。
内訳を見ていくことで、日本の現状と、現状からの学びがあるので読んで行ってください。
ー 目次 ー
1.家計の金融資産の構成比は?
構成比を見ると
現金預金が54.9%で
株式、投資信託、債権の合計、要するに投資資産は15.5%です。
インフレになったら日本の家計は大打撃ですね。
インフレ = 物の値段が上がる = お金の価値が下がる
インフレ対策に1番有効なのは株式だと歴史が証明してます。
その辺りは名著『ウォール街のランダム・ウォーカー」で考察があります。
2.家計の金融資産の増減は?
また、前年比トータルでは1.3%プラスなのに、投資資産は軒並みマイナスです。
- 債務証券:-5.8%
- 株式など:ー3.3%
- 投資信託:ー0.2%
- 現金預金:+2.8%
『預金から投資へ』と国もテレビもユーチューバーも言ってますが、、、、
投資は減って、預金増えてる!
まあ、昨年6月→今年6月の対比なので、債券や株式は下落してるため保有数が同じ場合はマイナスは当たり前なのですが、残念です。
ちょっとデータは古いのですが、下のグラフのとおり、金融資産を持っているのは60歳以上の高齢者です。
よって、若者がいくら投資をしても日本全体の構成比は変わらない状況だと思います。
3.アメリカやヨーロッパと比べてどうなの?
同サイトには日米欧比較の資料もあります。
全然違いますね。
でも、このデータは一般家庭の状況を示してるのだろうか。超大金持ちの人を除いたらどうなるんだろ?
4.私の結論
まあ、他人のことは気にしないで自分が納得のいく構成比を考えたらよいと思ってます。
我が家は株式・投資信託で70%くらいじゃないかな。
SBI証券のS株(ミニ株)おススメしない4つの理由
投資を始めたばかりの頃、手持ち金が少ない頃、いい銘柄を見つけても単元(100株)買うのムリですよね。
もし100株買っちゃうと投資先が1社か2社くらいになり、分散なんてほど遠い状況になりますよね。
1株単位で買えるミニ株を使いたい気持ちよく分かります。
私も昔はミニ株使ってました。
しかし、ミニ株は不利な点が多いことに気づき、このままでは勝てないと思ってミニ株の売買は止めました。
本記事ではミニ株の不利点について4つ説明します。
ミニ株の取引きを検討されている方は、本記事の内容は投資パフォーマンスに直結しますので、ぜひ最後まで読んで行ってください。
ー 目次 ー
1.手数料が高い
S株は購入時の手数料は0円ですが、売却時に0.55%(最低55円)かかります。
1万円以上の場合は手数料は売却代金の0.55%。
1万円以下の場合は手数料55円です。
例えば、1万円で買った株が半値になって5千円で売却した場合、手数料は55円。手数料率は1.1%になってしまいます。
一方、通常取引であれば、1日100万円までの取引であれば手数料0円です。
手数料は損益に関係なく確実にかかるコストです。その点でミニ株は不利です。
2.指値注文できない
ミニ株は、当日成行でしか注文できません。指値注文ができないんです。
私は、銘柄分析時に買値を決めます。そして、例えば800円で9月末までみたいな感じで買値と期間を入力して注文します。
ミニ株はこれができないんです。
当日成行(何円でも市場がつけた値で買う)でしか注文できないんです。
3.株主優待がもらえない
100株未満の株主へ優待を付与している会社はほとんどありません。
ミニ株は、優待利回りの点で不利になります。
優待も貰えないのにプレミアム価格を払うのバカらしいですよね。
4.ネットで売れないときがある
銘柄によって、急にミニ株の取引だけ停止される場合があります。
SBI証券の注文画面、通常の注文と「単元未満株注文」画面が別ですよね。
注意喚起銘柄などに指定されると「単元未満株注文」だけが売買制限される場合があるんです。
ミニ株だけが売れない状態に。
その場合、どうしても売却したければ、単元未満株の買取請求ってやつをやることになります。
➊ 電話で資料請求
➋ 郵便受取後、記入・押印して郵送
➌ その2週間後に入金
手数料は550円
めんどくさいし、時間もかかるし、手数料も高い!
私は過去2回くらいやりました。TOBが発表されてS株だけネットで売れなくなったのです。
1万円の株を売るのに手数料540円(当時は消費税8%)取られました。手数料率5.4%です。
以上、私がミニ株をおススメしない4つの理由でした。
初心者でスキルもないのに不利な条件で戦っても勝てないと思って、ミニ株の売買は止めました。
未読の方はぜひ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
iDeCoで【eMAXIS Slim 全世界株式】に極振りした結果(9か月目)
私は昨年、やっと重い腰を上げてiDeCoを始めました。
積立額は毎月23,000円です。
運用商品は【eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)】1本に極振りしています。
9ヶ月目の結果は4,324円のプラス
- 資産残高:211,324円
- 拠出金累計:207,000円
- 損益:4,324円
- 損益率:+2%
基準インデックスは下落しているはずですが、円安効果でプラスの結果です。
iDeCoは設定しておくと自動でコツコツ積立てくれます。
今年も、はや9月。気が付けば20万。積立っていいですね。
【eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)】に極振りした理由
消去法です。
➊ 投資期間が長い場合は圧倒的に株式が優位
➡ 株式以外のファンドは消去
➋ 確実に手数料分はパフォーマンス落ちる
➡ 手数料が高いところは消去
➌ 日本は人口減かつ硬直化社会で成長難しい
➡ 日本株ファンドは消去
上記の消去法で5本くらいに絞れます。
私はiDeCo以外は、主に日本の個別株に投資しているため、日本を除いて投資してくれるファンドを選びました。
iDeCoの掛け金が毎月いつ積立されるのか気になる人はこの記事見てください。
株式投資で人並み外れたパーフォーマンスを出すためには人と違うことをやれ
個別株投資で利益出てますか?
個別株投資家はインデックスを上回るパフォーマンスを目指して頑張ってると思います。しかし、人と同じことをやっていれば、並のパフォーマンスになるのは当たり前です。
人並み外れたパフォーマンスを出すためには、人と違うことをやる必要があります。
では、人と違うことって何でしょう?
私は投資歴9年でインデックスを平均11%上回るパフォーマンスを出してきました。
本記事では、人と違うことをやるを具体的に実例も添えて説明します。
ー 目次 ー
1.人と違うことをやる
(1)暴落時に買う
コロナショック、米中摩擦、トランプショック、ITバブルなど、株式市場は適度に暴落が起こります。
暴落は経済がダメージを受けたから起こるのではなく、みんなが売るから起こるのです。
みんなが売ってる時に買う。明らかに人と違うことですね。
私のポートフォリオでは【9629 ピー・シー・エー】が当てはまります。
コロナショックの真っ只中の2020年3月19日に買いました。
当社は、今年かなり下落しましたが暴落時のバーゲン価格で買っていたおかげで、プラスの評価額を維持できてます。
(2)割安株を買う
割安株とは、株価が他の銘柄と比較して割安になっている銘柄です。
株価はオークション形式で値付けされますので、割安=人気がないということです。
人気がないものを買う。明らかに人と違うことですね。
私は割安株の判断としてPERを使っています。
歴史的にPERの平均は15倍程度です。
成長性があり PER=10倍 以下だと明らかに割安です。
私のポートフォリオでは【3804 システム ディ】が当てはまります。
最初に買った2017年はPER=10倍以下でした。
現在は成長性・収益性が評価されてPER=15倍程度になっています。
割安株は、利益の成長+PERの上昇 2つの効果で株価が跳ね上がる可能性があります。
(3)出来高のない株を買う
出来高とは、売買数量のことです。
みんなが売買していないものを買う。明らかに人と違うことですね。
私のポートフォリオでは【9223 ASNOVA】が当てはまります。
ここは名証ネクスト市場に上場している時価総額15億円程度の企業でした。
私が8月に購入した頃は、名証ということもあり出来高が0の日もよくありました。当時、この銘柄を売買していたのは、恐らく世界で10人以下だったと思います。
現在は優待新設で出来高も増えています。それに伴い株価も約2倍に上がりました。
みんなが売買するようになったので私は売りました。
(4)悪ニュースで買う
投資先の企業に悪いニュースが出たり、連日メディアで騒がれたりした場合、その企業に投資したいと思う人なんていないですよね。
例えば、異物混入問題を起こした飲食企業、検査不備が発覚したメーカー企業などです。
人が投資したくない企業を買う。明らかに人と違うことですね。
私の経験では、【2157 コシダカホールディングス】が当てはまります。
当社はカラオケまねき猫を運営している会社です。
コロナで緊急事態宣言が発令された頃、カラオケボックスが感染源としてよくニュースで取り上げられていました。また営業停止に追い込まれていました。
その頃買って2倍程度のリターンになりました。
2.人と同じことをしない
人と違うことをやる=人と同じことをしない。逆の視点も重要です。
並のパフォーマンスに終わらないために人と同じことはしないようにしましょう。
具体的に挙げていきます。
(1)話題の業界やテーマに乗らない
FANG、メタバースなど話題の投資テーマが次々に出てきます。
将来性がありそうに思いますし、実際にその技術や業界は将来性があります。
しかし、業界の将来性と投資利益は一致しません。
話題になっている時点でもう遅いのです。今投資するとカモになるだけです。
投資したければ話題が去るのを待ちましょう。
(2)割高株を買わない
割高株=みんなに人気がある状態です。
十分評価された価格で買っても伸びしろは少ないです。
(3)イベントやニュースで買わない
ニュースやSNSなどで流れてくる情報は、今起きていることを伝えることが多いです。
株価は今ではなく将来で決まるので、そのニュースを元に銘柄選定しても遅いです。
例えば、コロナが騒がれているときにワクチン製薬会社の株を買う。オリンピックが盛り上がっているときにオリンピック関連銘柄を買うなど。みんなが注目していることに投資しても差別化はできません。
2025年の大阪万博関連銘柄を今から仕込むであればいいと思います。
(4)おススメ株を買わない
SNSや雑誌などで「これから上がる株」「有望株」など、銘柄の特集があると思います。
みんなが有望だと思っていたら、その銘柄はNGです。
買おうと思っている銘柄がメディアで取り上げられていたら逆にガッカリしてください。
以上、人並み外れたパフォーマンスを出すためには人と違うことをやれでした。
注意として、これらの手法は確率的に優位な手法ではないことです。銘柄を厳選しないと人並み外れたマイナスのパフォーマンスが出てしまいます。
難易度高めですが、みなさまの爆益をお祈りします。
【9223 ASNOVA】が一時ストップ高 → 売却
本日、私の日本株ポートフォリオは前日比-98,959円となりました。
主力株がマイナスだったので仕方ないですね。
SBI証券の四季報情報が今日更新されています。保有中の銘柄くらいはチェックしておこうかな。
今日は【9223 ASNOVA】をストップ高価格で売却しました。
- 8/22に865円で買い
- 9/16に1,650円で売り
- 100株だけなので78,500円の儲け
でした。
今回は購入後に配当や優待が発表され短期で上昇しました。
ラッキーでした。
当社のビジネスは現在投資フェーズなので数年は低利益の状態が続き、利益が出るようになるのは5年後くらいだと思ってます。
その間、投資家から見放されて割安になった場合は再購入検討したいと思います。
はてなブログの現状と今後を株主向けレターから読み解く
はてなブロガーの皆様
はてなブログ運営元の「株式会社はてな」って上場していること知ってました?
上場企業は、株主向けに現状の業績報告や今後の成長戦略などを説明する必要があります。
「株式会社はてな」も先日決算発表がありました。
今回は、決算発表資料のうち、はてなブログに関するものだけピックアップして解説します。
本記事を読むとはてなブログの運営元の考えが分かり、ブログの参考にもなると思うので、最後まで読んで行ってください。
ー 目次 ー
1.はてなブログの業績
下図の様にはてなブログ部門の収益モデルは2つあります。
どちらも成長していないです。10%減収です。
2.今期の業績予想
今期、はてなブログ部門は減収予想です。
成長ドライバーは別の企業向けサービスなので、会社もはてなブログ部門には期待していないのかもしれません。
3.今後の方針
今後の方針ページより私は次の点に注目しました。
- コメントを重視
- 建設的なコメントを優遇
会社はコメントに力を入れているようなので、読んでもらうためにはコメントを書くのがよいかもしれません。
また、中期的成長イメージに下の記述があります。
はてなブロガーへのサービス向上と課金増加を狙っているようです。
4.その他 参考になりそうなこと
はてな登録ユーザーの興味関心が載ってました。
上位のテーマでブログを書くと、はてなユーザーに読まれやすいかもしれません。
以上、決算説明資料の読み解きでした。
株主向けレターなので、いつもとちょっと違った角度からはてなブログの姿を見れたのではないでしょうか。
ブロガー皆様の参考になれば幸いです。