バフェット小話02 株価が下がるほうがありがたい~3つのクイズ~
世界一の投資家ウォーレン・バフェット。
私も大好きで関連本を何冊も読みました。
バフェットは自分では本を出してないので、その周辺の人や作家がバフェットを研究して本を書いています。
しかし、バフェットか唯一自筆しているものがあります。
それが「会長からの手紙」です。
毎年の年次報告書の中で、会長のバフェットから株主へ 投資を実践する上での指針となる企業評価分析の考えが綴られています。
手紙には一般の株主が分かるように示唆に富んだ小話がたくさんでてきます。
バフェットは例え話かとっても上手いのです。
本記事では、私が大好きな小話を簡潔にイラスト入りで記事にしました。
学校では学び得ない貴重な知識が学べるはずです。
ぜひ最後まで読んで行ってください。
今回は、株価について示唆に富む小話です。
【1987年掲載】
ー 目次 ー
クイズ1
ここで、ちょっとしたクイズです。
みなさんは生涯を通してハンバーガーを食べたいと考えています。
牛肉の価格は、上がってほしいと思いますか、それとも下がってほしいと思いますか?
クイズ2
次の問題です。
あなたが車を買おうとしています。
価格は上がってほしいと思いますか、それとも下がってほしいと思いますか?
クイズ3
最後の問題です。
あなたは、この先5年間にわたって蓄えを増やしていくとします。
あなたはその間、株式市場は値上がりしてほしいと思うでしょうか、それとも値下がりしてほしいと思うでしょうか?
バフェットの答え
多くの投資家がこの答えを間違います。
今後長い間株式を買い越すにもかかわらず、株価が上がれば喜び、株価が下がれば悲しむのです。
つまり、これから買うことになる「ハンバーガー」の価格が上がったからといって有頂天になっているわけです。
こうした態度はバカげています。
株価が上がるのを見て喜ぶのは目先に株を売る人だけです。
これから株を買おうとしている人は、株価が下がるほうがありがたいはずなのです。
どうだったでしょうか?
私は、この話を読んで株価下がってもあまり気にならなくなりました。
下がったほうがいいんだと思えると握力も強くなり、狼狽売りもなくなりました。
興味をもった人はバフェットの小話01も読んでみてください。
小話はこの本から抜粋しました。ありがとうございます。