一般NISA ロールオーバーする/しない判断方法
今年度の一般NISAのロールオーバー、手続きしましたか?
2018年からNISAをやっている人は対象ですよ。
本記事ではロールオーバーする/しないをどう判断するか考察してみました。
ロールオーバーを検討中の人は参考になると思うので読んで行ってください。
SBI証券の場合、ロールオーバーの申し込み期限は12月8日(木)までとなっています。
早めの判断をおススメします。
ー 目次 ー
1.NISAロールオーバーとは
(1)制度の説明
はじめに、NISAのロールオーバーについておさらいしておきます。
(2)具体例で説明
例として
- 2018年に10万円で購入
- 2022年末の株価は16万円
- 2024年に20万円で売却
この場合、どうなるかシミュレーションしてみます。
・2022年末に取得価格16万円で課税口座に移管
・2024年に20万円で売却した際
取得価格は16万円なので4万円の利益分だけの課税(約8千円の課税徴収)
・非課税(課税徴収は0円)
・10万円の利益に課税(約2万円の課税徴収)
2.ロールオーバーする/しない判断方法
(1)2023年のNISA枠に余裕がある人
ロールオーバーすると来年(2023年)のNISA枠を消費します。
NISA枠120万円を使いきる予定がない少額投資家の場合は、迷わずロールオーバーすればよいです。
(2)2023年のNISA枠に余裕がない人
120万円のNISA枠に余裕がない人は、銘柄によってロールオーバーする/しないを考える必要があります。
これは、株を購入時にNISA口座で購入するか/課税口座で購入するかと同じ考え方です。
NISAは、5年の期間で損を出さずに利益を最大化するゲームです。
詳しくは下の記事を読んでくれると嬉しいです。
(3)ロールオーバーするならサッサとやる
ロールオーバーに申し込み後でも、年末までに売却は可能です。
売却した分は来年のNISA枠を消費しません。
なので、サッサと申し込みすればよいと思います。
※但し、一部売買に制限はかかります。
(4)スケベ心には注意
年末までに売って一旦非課税で利確。
翌年、売却価格より安くなったところで買い直し。
コレ確かに上手くいけば利益は増えます。
しかし、スイングトレードのスキルありますか?私はないです。
株価は自分に都合よく動いてくれません。
こんな時に限ってスルスル上昇して、買うタイミングを見失う可能性、大です。
やめておきましょう。
3.結論
- 120万の枠を消化しない小額投資家は全銘柄ロールオーバーする
- NISA向きの銘柄はロールオーバーする
- NISA向きでない銘柄はロールオーバーしないで課税口座に移動
- 手続き後も売却可能なのでサッサとやる
上記の考え方で、私は先日ロールオーバーの手続き終えました。
順調に事業も株価も成長している銘柄は、保有を続けて利益を伸ばしましょう。