あなたはどちらを選択しますか?個人投資家が負ける要因
大半の個人投資家は、株式投資が嫌になって市場から去っていくそうです。
その理由の1つが分かる質問がありますので、試してみてください。
【質問①】
何もせずに7万円もらうか、ゲームに挑戦するか選べます。
ゲームに挑戦する場合は、4枚のカードから1枚を引きます。
3枚は当たりで10万円もらえます。
1枚はハズレです。お金は貰えません。
あなたはゲームに挑戦して、10万円ゲットを目指しますか?
それとも挑戦せずに確実に7万円もらいますか?
【質問②】
何もせずに7万円払うか、ゲームに挑戦するか選べます。
ゲームに挑戦する場合は、4枚のカードから1枚を引きます。
1枚は当たりでお金を払わずに済みます。
3枚はハズレです。10万円払わないといけません。
あなたはゲームに挑戦して、お金を払わずに済む確率に賭けますか?
それとも挑戦せずに確実に7万円払いますか?
結論
どうでしたか?どちらを選びました?
アンケートを取ると、
【質問①】では確実に7万円もらいたいので、ゲームに参加しない人が多いそうです。
【質問②】では確実に7万円損をするのが嫌なので、どうせ損をするならゲームに参加する人が多いそうです。
人は、確実に勝てる方を選択し、負けないチャンスに賭けるのです。
では、冷徹に数字だけを計算すると、どちらが正解でしょうか?
【質問①】ではゲームに参加すると
75%の確立で10万円もらえて、25%の確立でお金がもらえません。
平均すると7.5万円のお金がもらえることになります。
よってゲームに参加した方が確立的には優位だと言えます。
【質問②】ではゲームに参加すると
75%の確立で10万円払うことになり、25%の確立で払わなくて済みます。
平均すると7.5万円のお金を支払うことになります。
よってゲームに参加しないで、7万円支払った方が確立的には優位だと言えます。
個人投資家が負ける要因
どうですか?アンケートの結果と確立論的な数値では逆の結果です。
【質問①】【質問②】をセットで繰り返し行った場合、感情的に選択を繰り返すと、どんどん損が膨らみます。
感情的にとらえるのではなく、確立的に数値で考える訓練が必要だと言うことです。